投資用マンションの売却は交渉次第で高くなる?
投資用マンションを売却するにしても、短期戦もあれば、長期戦となる場合も少なからずあるようです。その場合には、価格を下げるしか方法がないのでしょうか。業者いわく、駆け引き次第で高く売ることができるともいいますから、調べてみましょう。
タイミングをしっかり図ってみよう
投資用マンションというのは、どんなタイミングを狙うかによって高く売れることがあります。例えば1年の中でも売れやすい・売れにくい時期もあるようですし、早ければ1ヶ月ほどで買い手が見つかることもあるようです。
しかし、築20年以上の投資用マンションであれば、価格も下降してしまうので早いうちに売却してしまいましょう。そのとき、修繕がおこなわれていれば、値下がりも抑えられることもありますし、購入希望者には修繕状況をしっかり説明する営業マンのセールストークも必要です。
また、高く売れるポイントとなるのは「立地」も関係するでしょう。過疎化していれば、空室リスクにより購入希望者が現れるまでに長期化するかもしれません。そうした場合には、高齢化社会である追い風を利用し、高齢者向け賃貸マンションとするアイデアなどを購入希望者に助言することもありでしょう。
そうした駆け引きは、不動産売買のプロフェッショナルに一任すべきかもしれません。耳にすることもあるでしょうが、売却は交渉次第で高くなる可能性があるようです。プロフェッショナルとなる業者は、専任媒介契約と専属専任媒介契約での取引をおこないます。
直接取引ができるのならいいのですが、自分で見つけた購入希望者であっても業者を通して取引を進めることが一般的です。しかし、売却に失敗する不安があれば、買取をしてくれる業者もありますから検討してみましょう。交渉することなく購入希望者が見つかるのは、人気エリアや駅チカなど魅力的な売買物件を持っているケースですが、それ以外では交渉力がカギを握るでしょう。
明るく振る舞う姿勢もポイントになる
価格や売るタイミングがあらかた決まったら、サイトなどに物件情報を掲載してもらいます。これによっていろんな購入希望者に投資用マンションを見てもらえ、アクションを起こす購入希望者が現れたら売る値段などについて交渉していく流れになります。
業者が担当してくれるのですが、相場を調査することにも抜かりがありません。同じタイミングで似たような売買物件が売りに出されることもあるでしょうから調査は必須なのです。交渉権は、購入希望者にもありますし、営業マンにもあります。
例えば、投資用マンションの近くが運よく再開発エリアに指定されている、こうした話題を持ち出すことにより、地価の上昇が脳裏によぎるでしょう。今が買いどきというタイミングを植え付けるにはセールストークが要で、高値で売れるかもしれません。
空室リスクを購入希望者があげたとしても、原状回復工事の提案をしたり新規入居の賃貸募集に対応するなど、交渉するために、数多くの手を持っているといいます。取り扱い実績が多数あれば、そのノウハウも膨大ですし、売り手も信頼性が期待できるでしょう。明るく振る舞う、笑顔で接するなどのコミュニケーションを心がけるだけでも、交渉がスムーズに進むようです。
頑張って欲しい部分をしっかりやる
営業マンや売り手にとって、今すぐ買いたいと思わせることがポイントになるでしょう。駆け引きが必要で、売却希望価格を本来より高めに提示してみることも交渉の1つの策略だともいいます。
値引き要求に対して「厳しいですけど頑張ります」と口に出すなど、値引きの調整可能な姿勢をしめすことがポイントです。「3000万円でなら利回りも十分に期待できますよ」などで、実際より高く売れた声も耳にします。免責事項があるケースではなくすことも可能であったり、マージン部分を削ったり、交渉がポイントになるのは確かです。
この部分だけ頑張ってみてもらいたい、購入希望者の声を熟知しているからこそ、高く売れることに繋がるのかもしれません。
投資用マンションの売却はタイミングを逃さないことが指摘されていますが、それだけでなく、駆け引き次第で高くなる声も聞かれています。交渉力は担当となる営業マンに委ねることがポイントです。
もちろん、場数をふんでいることも大切ですが、購入希望者とのコミュニケーションが取れるかどうか、依頼者とコミュニケーションが取れるかという能力をしっかり見極めてから依頼するようにしましょう。なにも考えずに売却するより、価格に満足や納得ができるはずです。