マンションの内覧をしてもらうときは接客態度で成功率も変わる？

マンションは便利な場所の住まいとして人気が高くなっています。設備のよさや立地がよいなど売れるための要素のほか、重要になのが接客態度です。売却にあたって接客の仕方が成功率に影響してくることもあるものです。内覧の際に接客態度がなぜ重要なのかポイントについてみていきましょう。

不安を抱えることが多いからこそ

不動産は非常に高価なものです。たとえ小さなマンションであっても、その購入金額は大きなものとなってしまいます。そのため、購入するにあたってなかなか決断がしづらいということになってしまいがちなのです。もしかすると騙されているのかもしれない、失敗するのかもしれないと考えると、なかなか前向きに考えることができないことになります。

せっかくいい物件なのになかなか決まらないという場合には、そういったことも関係しているのかもしれません。買い手となる方が不安に感じてしまうと売買も成立しづらくなりますから、その不安を解消するということが必要になります。高圧的に話をしたり、相手の不安に気が付かないまま話を進めようとしたりすることで不安が増すことがあるので、そうならないように、できるだけ相手の目線に立って接客することを心掛けていきたいものです。

さまざまな手続きを支えるための接し方を

マンションを売買するとなると、通常のものの売り買いとは同じ手続きというわけにはいきません。さまざまなことについて説明する必要も出てきますし、書類のやり取りなども増えていくことになります。不動産業者や常に売買している投資家の方にとっては慣れた手続きであっても、初めて不動産を購入する方にとってはわからないことだらけになってしまうのです。

面倒さや不安から、ためらってしまうケースもあるでしょう。そのようなことを防ぐために、わかりやすい説明が求められることになります。

ぜひ、まったく予備知識のない方に説明をするのだということを忘れないように意識して応対するように気を付けていきましょう。どうしても言葉が足りなくなりがちという場合には、前もって準備してもらいたいものなどについてはリストを渡したり、手続きの流れをまとめたものを渡したりという形で進めていくと説明不足を補いやすくなります。

相手の立場に立って考えることが必要

不安を抱えがちな不動産取引において、対応一つで購入への後押しにつながることもあります。具体的にどのようにすべきかはお客様や売る物件によって異なるでしょう。いずれにしても、お客様の立場に立って真摯に対応することが重要になってきます。

マイナス面も隠すことなくきちんと説明することで、信頼を寄せてもらえることもあるのです。自分が相手の立場だったらどう思うか、どうしたら安心して納得のいく取引ができるか、といったことを考えて、それを接客に反映させていくのがよいでしょう。わかりやすい説明のために、表情や声の大きさなどにも注意していきましょう。

住まいの売買は大きな金額が動くことになりやすいものです。それを考えるとどうしても慎重になりがちです。そのようなときに信頼のできる接客態度で向き合ってもらえると、前向きに考えやすくなるということもあります。もちろん対応の仕方だけで売買が成功するというわけではありませんが、一つの大きな要素になることは充分考えられます。

マンションの売買にかかわるときには、ぜひ相手の気持ちになって、よりよい対応ができるようにしていきたいものです。それが結果的に大きな利益につながっていくこともあるでしょう。細かい部分まで意識しておくことで、好感を持たれやすくなります。相手の立場に立って考えた態度で向き合うようにしましょう。