マンション売却後のトラブルに要注意!クレームを未然に防ぐ方法とは
マンションを売却したら、売れたことに安心する売主の方も多いでしょう。しかし、マンションは売れたら終わりではなく、引き渡し後も一定期間責任があります。そのため、マンションの買い手から売主に対してクレームが入ることも珍しくありません。そこで本記事では、マンション売却後のクレームトラブルを防ぐ方法を解説します。
マンション売却後に起こりやすいトラブル
売り出してたマンションに買い手が見つかり、無事引き渡しまで完了したら安心する売主の方は多いのではないでしょうか。しかしマンションは売却したら終わりではなく、一定期間、売主に責任があります。たとえば物件に欠陥があるのに告知していなかった、物件に契約内容と異なる点があったとなると、買い手が責任を負わなければなりません。
そのため、マンション売却後、買い手からクレームが入ってトラブルになるケースもあるのです。たとえば騒音に関するクレームは起こりがちなトラブルの一つです。内覧のときは気にならなかったが、夜や朝は騒音がひどくクレームになることがあります。一般的な騒音の場合は対応する必要がないですが、度を超える騒音に対して告知していなければ損害賠償や契約解除に発展する可能性があります。
さらに、隣人が不快なことを言ってくる、ゴミを放置していて臭いに困っているといったクレームが入ることもあるでしょう。そのほか、設備不良に関するクレームも起こりがちです。
マンション売却後のクレームを防ぐ方法
誰しもマンション売却後のトラブルは防ぎたいと考えるものでしょう。必ずしも全てのクレームを防止できるとは限りませんが、いくつかポイントを押さえておくことでリスクを軽減できます。まず、仲介会社を慎重に選びましょう。一口に仲介会社といってもさまざまな会社があるため、万が一のトラブルが発生した際に丁寧な対応してくれる会社を選ばなければなりません。評判がよく、実績の多い仲介会社であれば、安心して任せられるでしょう。
さらに、取引の際は録音・録画を行いましょう。きちんと告知していたのにも関わらず、後から「聞いていない」とクレームになるケースがあります。その際、録音や録画があれば証拠となってトラブルに発展するのを防止できます。そのほか、告知漏れがないか確認する、設備に不具合がないか売却直前に確認しておくのもクレーム防止につながるでしょう。
マンションを売却するときの注意点
マンションの売却をする方の中には、不動産に関する知識をほとんど持っていない方もいるでしょう。その際、頼りになるのが不動産会社・仲介会社の存在です。信頼できる不動産会社のサポートを受けられれば、不動産会社が責任を持ってトラブルになるポイントがないか、告知の漏れはないかなどを確認してくれます。
ただ、マンションの売却をした経験がなければ、近所にあった不動産に頼む、友人から紹介されたところに依頼するなど安易に不動産会社を選びがちでしょう。安易に不動産会社を選んでしまうとトラブルになるリスクも高まるため、慎重に会社選びを進めるのが注意点です。一つの会社だけを検討するのではなく、複数社に相談して信頼できる不動産会社に依頼しましょう。
まとめ
マンション売却では、引き渡しが完了したら終わりではありません。引き渡し語も売主には一定期間責任があり、買い手からクレームが入ることがあるのです。告知漏れや契約内容と相違があるといった場合は損害賠償を求められたり、契約解除を求められたりする可能性があります。そのため、売却後にトラブルが発生しないよう注意しなければなりません。すべてのトラブルを防止するのはむずかしいかもしれませんが、ポイントを押さえておけばリスクを軽減できます。