区分・投資用マンションをできるだけ高く売却するためのポイント
区分・投資用のマンションを所有していると、どこかのタイミングで手放すケースが多いです。
その理由はさまざまなのでしょうが、少しでも高値で売りたいと誰しもが考えていることでしょう。
ただしそのためにはいくつかやっておいた方が良いことがあるのです。
それらをやるのかどうかでかなり金額に差が出る可能性があるため、参考になれば幸いです。
空き家になる前に売却しておく方がいい
区分・投資用マンションを高く売るためのポイントとして、まず空き家になる前に手放すということが挙げられます。
理由は区分・投資用マンションを購入する人の多くは、自分の住居用として使うわけではないからです。
同じように人に貸して、その家賃収入を得ようと考えているのです。
そこで購入する場合に重要となるのが利回りです。
利回りとは、平たく言えばその物件を買うとどれだけ儲かるのかです。
この利回りが良いほど高く売却できますが、空き家のままだと利回りはゼロになってしまいます。
それどころか維持費がかかるので、空き家の状態が長く続けば赤字になります。
ところがすでに借り主がいるなら、確実に収入があります。
おまけに区分・投資用マンションを購入した後で、借り主を探すために広告を出すなどの費用を抑えられるため、買う側にとってメリットが多いです。
そしてさらに高く売るのなら、できるだけ家賃を下げる前に売却することを検討しておきましょう。
建物が劣化したり借り主が見つからなかったりすると、家賃を値引きせざるを得ません。
すると利回りが下がるのですが、その前に売却してしまえば買い手が見つかりやすいのです。
とにかく良い不動産会社を探そう
よほどの知識や経験がない限りは、区分・投資用マンションを売却するなら不動産会社を利用するのが無難です。
個人で取り引きをした場合、トラブルになると厄介で、裁判になると利益が出るかどうかの話ではなくなる可能性があります。
その点プロに仲介してもらっておけば、そのリスクを減らせます。
さらに面倒な手続きや書類作りなどを任せられるため、精神的にも肉体的にも大変助かります。
ただし不動産会社ならどこでも良いわけではありません。
任せるところによっては、売却価格に一割程度の差が出る場合があるのです。
一割と聞くと大したことがないようですが、不動産売買は取り引き額が大きいため、数百万から数千万円違ってきます。
そこで一社でも多くの不動産会社に行って担当者に会い、話を聞いておきましょう。
単純に誠実に対応してくれるのかどうかを確かめるのは大切です。
加えて高く売るためのプランを、どれだけ提示してくれるのかを聞いておくと良いです。
それからどれだけの金額で売れるのか聞いてみるのも良い方法です。
そしてその根拠を示してもらい、納得できれば任せてみましょう。
工務店の選び方が意外と重要
基本的に不動産物件はきれいなものほど高い値段で売れやすいです。
買い手の中には、以前住んでいた人の痕跡が少しでもあると、その物件は見送るなどといった場合があります。
そのため建ててから間もない区分・投資用マンションでもない限りは、リフォームを検討しておいた方が無難です。
そこで重要になるのが工務店選びで、安価で良いリフォームをしてくれるところに依頼できれば、高値で売れる可能性が高いです。
仲介を頼んだ不動産会社から紹介されることが多いですが、その際に紹介料が発生する場合があるのです。
すると割高になるかもしれないため、総額でいくらになるのかを計算してから決断しましょう。
もしも自分でリフォーム業者を探すなら、不動産会社の時と同様に複数の工務店を回るのが良いです。
職人が変われば意見も違ってくるからです。
あるところでは数ヶ月かかる大かがりな工事が必要だと言われても、別の工務店では一日で直せるといった場合があります。
実際に現場を見てもらい、意見を聞いておくと失敗が少ないです。