投資用マンション売却に失敗してしまう原因とは?
投資用マンションを保有している人は、少しでも高く買ってもらいたいと思っていることでしょう。
同じ不動産であっても売る時期や売主の売る姿勢によって売却価格に大きく変化が現れます。
投資用マンションを売却しようと考えている人は、大抵今まで不動産投資を行なったことがないような素人の人が多いかと思われます。
こういった人は売却を依頼している不動産会社に任せきりで、自分で行動を起こさなかったり、知識を得ようとしていない場合が多いため失敗につながりやすいといえます。
不動産売却時の査定額の判断が甘い
投資用マンションの売却に失敗する人の共通点としてあげられるのは、査定額の判断が甘いということです。
査定額というのは、住宅ローンや立地条件などを加味して、この価格であれば売れるだろうと思われる参考価格のことです。
この査定額が実際に売れるであろう価格より低すぎると損をしてしまいますし、高すぎると売ること自体ができなくなってしまいます。
マンションの売却に失敗してしまう人は、この査定額を適正につけることができないために失敗してしまうのです。
査定額をつける際に、一社の不動産にしか見積もりを依頼していないと査定額が適正かどうかわかりません。
マンションを売る際に失敗しないためにも、査定額をつける際は必ず複数の会社に査定してもらうことが大切です。
類似物件の市場調査ができていない
マンションの売却に失敗してしまう人は、マンションを売る際の相場を調査していなかったり、相場を知らないことが多いため失敗してしまうといえます。
マンションを売却したいと思った同じ時期に、自分のマンションと似たような物件が売りに出されることもよくあります。
その際、似たようなマンションがいくらで売られているのかといった市場調査を怠ると、失敗する可能性が高くなります。
というのも、せっかく適正価格で査定額を出してもらっても似たようなマンションが安く売られていたら、買ってくれる人はいないためです。
売れなければ、どんどんと売却期間が延びてしまい、売り出し価格もどんどん低くなってしまいます。
そうならないためにも、自分が売りたいと思った際には市場調査も合わせて行うようにしましょう。
売り出し時期の調査を怠ってしまう
マンションの売却に失敗してしまう人は、売り出し時期を間違えてしまう人です。
こういった人は、売り出し時期の調査を怠り自分が売りたいタイミングで売ろうとしてしまうのです。
不動産市場が低迷している時に売ろうとしても市場が良い時よりも安くなってしまいます。
また、自分で調査を行わない人は不動産会社のいいなりで売り出し時期も決めてしまうこともあります。
今は国土交通省の地価公示やマンション・建売市場動向などで簡単に市場動向を調査することができますので、売り出し時期を少しでも調査することが大切です。
また、保有マンションの近くが再開発エリアに指定されていると、地価が上昇しますので、時期を見計らって売ると通常よりも高値で売れるかもしれませんね。
マンションの売却に失敗してしまう人は、自分で行動を起こさなかったり、自分で調査をしないという人が多いといえます。
不動産会社に任せっぱなしで売り出しが上手くいくということはほとんどありません。
自分が売りたいと思った時期が不動産市場と噛み合わなければ時期を見送るという判断も必要となるのです。
また、市場調査など行って時期を見極めたとしても、実際に物件を見たいという人に対して内見の印象が悪かった場合は売ることができません。
なるべく売り手に対して心配事を減らして上げる意味でも内見に参加したり、クリーニングをしっかりと行っておく必要があります。
こういった細々とした努力を怠る人はマンションを売ることができなかったり、売れてもかなり安く買い叩かれてしまうことになるのです。