転勤時にマンション売却を成功させるには?
マンションを買ったのに、転勤で引っ越さなくてはいけなくなったというケースも少なくありません。マンションを売却するか所有したままローンを払い続けるか悩む方も多いでしょう。もし売却するのであれば、できるだけ高い価格で早く売却したいものです。今回は、転勤時のマンション売却を成功させるためのポイントについて紹介していきます。
マンションの別部屋を売却した実績のある不動産会社に依頼
マンションの売却の際にまず、しなければならないのが不動産会社を探すことです。不動産会社は、マンションの売り手と買い手を仲介する重要な役割を担っています。もし悪徳不動産会社を選んでしまえば、手数料を多く取られたり相場よりも安い価格で売却してしまったりと、売却者が損をする取引をしてしまうことも十分あり得ます。そうならないためにも、不動産会社選びは慎重に行いましょう。
いい不動産を選ぶコツは、売却を考えているマンションの別部屋を売却した実績がある不動産会社に依頼することです。転勤時の物件の売却で重要なことの一つは、スムーズに売却ができるか否かです。買い主がなかなか見つからず売却の機会が遅れてしまうと、引っ越した後も面倒な手続きをしなければならないだけでなく、物件の価格が大幅に低下するケースも考えられます。過去に同じ物件の売却経験があれば、買い主の特性も理解しているので、スムーズに手続きができる可能性が高いでしょう。
不動産会社に任せきりにしない
スムーズにマンション売却を成功させるためには、不動産会社に任せるだけでなく、自分で動いた方がいいケースもあります。基本的に買い主は、マンション売買のポータルサイトを見て買いたい物件を探します。その際に、掲載してある文章や写真の見栄えが良くないと買い主はなかなか集まりません。その場合は、依頼した不動産会社に自分から連絡し、変更してほしい点を伝えましょう。ポータルサイトは買い主が購入を検討する大切な部分なので、物件の魅力ができるだけ伝わるような内容になっているか、自分の目でチェックすることをおすすめします。
また不動産会社は、物件の情報が載ったチラシも作成します。作成されたチラシのデザインが古かったり外観・内観の写真がわかりづらかったりした場合は、自分で作成しましょう。短い期間でスムーズにマンションを売却するには、自分で動いた方がいいケースも存在するということは、知っておいてください。
早く売りたい人におすすめの売却方法
販売価格は多少下がりますが「引っ越すまでに本当に時間がない」という方に、少しでも売却しやすくなる方法を3つ紹介します。
■販売価格を下げる
当然のことですが、販売価格を下げれば買い主が見つかる可能性は高まります。2,000万円の物件を1,980万円にするだけでも効果があります。価格を下げる時は、最初から大幅に下げるのではなく、少しだけ下げてみるなど慎重に行いましょう。
■不動産会社に買い取ってもらう
どうしてもすぐに売却したいときは、買い主を探すのではなく、不動産会社に直接買い取ってもらう方法があります。買取は、買い主を探さないで済むため、仲介よりもかなり早くマンション売却をすることができるでしょう。しかし買取は仲介に比べ、売却価格が5割程度下がってしまう可能性があります。かなり条件がいい売買契約を結んだとしても、仲介よりも売却価格はほぼ確実に下がってしまうため、買取は最後の手段だと考えておきましょう。
■賃貸にする
せっかく購入したマンションを安い価格で売却するなら、賃貸として家賃収入を得るという方法を考えてみてもいいでしょう。家賃収入で得たお金で新しい家の家賃をまかなうことも可能です。賃貸として貸し出すことも、選択肢の一つとして覚えておいてください。
転勤時のマンション売却を成功させるポイントについてご紹介してきました。急な転勤で、マンション売却にかけられる時間がほとんどないケースもあるかも知れません。時間がないなかでも、満足のいく取引ができるよう、今回紹介したことを参考にしてください。